top of page
検索
BOO

鳥の呼称についての心得


シルバーウィークはめまぐるしく過ぎて、最終日に会議の資料作りとは、なんともどうなのよ系の一日ですが、皆様如何お過ごしですか。

さて、常に勉強とは途中であり、終わりなき性質のものですが、ホームページで情報を発信する場合、少なくとも、より正しい情報が入手された時点で、リアルタイムでその情報は更新されるべきと考えておりますが、今日はそんなことでございます。

ホオミドリアカオウロコのバイオレットについて、時折記述してきましたが、出ましたよ、本物!

バイオレットダブルファクター!

いや~、衝撃的でした。我家のバイオレットはシングルファクターでした。ダブルファクターとは比較になりません。

さて、これでバイオレットはコザクラと同様シングルファクターとダブルファクターがある事をビジュアルで確認するに至りました。

それではこちらをご覧ください。

どうです?すごいでしょう?格段に違いますよね。

さて、海外のブリーダーは自分のところで新しい色を作出すると、その羽色を構成する因子を特定出来ないような名前を付けて発表したりすることはよくある事です。それは最初に作出した者として、自然な気持ちかもしれません。因子が特定されればすぐに後を追いかけられてしまいますし、価格が急落する事にもつながります。

しかし、不思議なことに日本では独自の解釈でまことしやかに事実と違うことが伝搬されてしまいます。そこにショップやブリーダーが絡むと、それはいよいよ事実として伝搬され、個人のブログにも書かれ、固定化してしまう様子が見て取れます。まあ、あまり固い事をいうと、楽しめなくなってしまいますので、ある程度の緩さは良いとして、ただ、販売する側、すなわち、お金をいただく側の心得として、常に正しい情報と知識の取得には当たるべきだと思う次第です。

ホオミドリのパイナップルをシナモンオパーリンと書けばすぐに作り出そうと思うわけです。しかし、そこはパイナップルと名付ける訳です。星を最初に発見した人が名前を付けて良いのと同じですね。バイオレット・イン・ブルーもターコイズバイオレットシングルファクターとは書かない訳です。因子の特定を少しでも遅らせようとする訳です。コザクラのピュアホワイトなんて、国内でかなり間違った情報伝搬されている種ですよね。

このように、海外で作出された鳥は因子を特定出来ないように名前が付けられている事がありますので、なにか新しい色を見た時に、「この鳥の色を決定している因子は何だろう?」と疑問を持つようにしてください。私は遺伝を詳しく勉強したわけではありませんが、その範囲で思うに、鳥の色を構成する因子はそれほど多くないのです。多くの場合は組み合わせで発現する色です。

何故こんなことを書くかというと、正しい知識だけが色作出の最短距離を保証しますし、無駄な出費を抑える事につながるからです。そして、トラブルも減ると思うからです。

情報の発信は、特に販売する側は謙虚に正しく勤勉をモットーにしましょうよ。そして、発信した情報の間違いに気づいたら訂正しましょうよ。そして、間違いがあったら教え合いましょうよ。最近のオリンピックに関する報道を見ていて、相互信頼や自己犠牲が見られず落胆しておりますが、せめて、飼鳥の世界ぐらいはね。

さて、我家の雛っ子たち、期待の星の一粒種。両親ともオパーリンですから、当然綿毛も白くオパーリンなのですが、私の望みとしては雄であって欲しい。そうするとスプリットとしてアメリカンシナモンを持つからです。あと1週間くらいしたら鑑定に出そうと思います。

次はコバルトバイオレットオパーリン系の4兄妹。3羽は非オパーリンでした。父親がスプリットオパーリンなので、在り得る話ですが、今回はオパーリンが1羽でした。

最後はパリッド系の3兄妹。綿毛の白い奴や黄色いのが出ていますが、私にはまだ違いを説明できる知識が備わっていません。勉強中でございます。

最後の写真はマメルリハのモーブです。35角から75のケージに移したとたん、多産ペアになりましたが、果たして今回はどうでしょうかね。検卵は来週行います。


閲覧数:176回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page