ゴールデンウィークが終わって、なんだかしばらくは平凡な毎日だなーなんて不満に思っていたらば、思考停止するほどの痛ましい事件やら訃報ですな。
西城秀樹さんが亡くなって、小学生の頃のお調子もんの自分を思い出し、「激しい恋♪」の振り付けをクラスでやっていた事にやや照れの今日この頃、皆様如何おすごしですか?
さて、我家では繁殖がまあまあ順調です。
初オキナの孵化で、毎日新発見で楽しく過ごしています。
このお母ちゃん、鳥部屋に入るとすぐに巣箱から出てきて威嚇してきます。あまり熱心に抱卵していないのかななんて思って、雛の孵化は無いかもな~なんて諦めていたら、雛が孵化しました。
初めて見る雛はとにかく産毛が剛毛というか、びっしり生えていて身体が見えないくらいです。くちゃくちゃした感じですね。取り上げてそのうを確認しましたら、餌が十分に入っていたので安心しました。そして、翌日にはこんな感じでした。巣箱の蓋を開けたら、殻の中に雛が見えまして、親が孵化を手助けしていることを確認しました。通常雛は、くちばしにある突起、卵歯で殻を割ります。卵の中で体を回転させながら一周割ることで、孵化できるのです。一周割り終わると足と頭を伸ばして殻から出てきます。
しかし、この卵を見ると顔周辺の殻が広く無くなっています。これは親の手助けですね。雛は卵の中から泣き続けていますから、この段階で親とコミュニケーションを取っています。また、卵の中で大きく動くことで卵は振動し、孵化が近いことを親は理解します。
その後順調に孵化は進み、下の写真は3羽の雛と残り一つの卵と、仁王立ちして怒っている母ちゃんです。
雛は産毛が黄色ですね。この後綿毛が生えてくるのですが、たいていの鳥はブルー系は白い綿毛になるかと思います。産毛と体の色の関係がどうなのか、今回の繁殖で分かりますね。父ちゃんはグリーンオパーリンスプリットターコイズですから、グリーンオパーリンとターコイズオパーリンの両方が生まれます。
今日までにすべての卵が孵化しました。体表面積が増えたので、産毛の密度が下がり、「黄色い雛」感は薄まりました。成長は順調だと思います。オキナインコの雛はべったり寝るので、あまり顔が見えません。ウロコは孵化直後から顔を持ち上げますので、顔が写真に写る可能性が高いのですが、オキナはうっぷして寝る感じですね。
下半身がでっぷりとしている感じは可愛いです。親は常に巣材を巣箱に運び、常に巣箱内の環境を整えているように感じます。
さて、ウロコですが、ミントの孵化が始まっています。6卵の産卵でしたが、有精卵は5個でした。一枚目の写真で、雛の左側の卵は内側から雛につつかれて、ヒビが確認できます。この状態から1日くらいで孵化します。
今日の画像ですが、3羽の孵化が確認できました。左の雛の上にある卵にもヒビが入っています。孵化が近いことでしょう。この頃になると雛の声は巣箱の外からでも聞こえます。この鳴き声は他のペアの発情に影響すると聞いたことがあります。確かにコロニー繁殖する鳥は、それで一斉繁殖するのでしょうかね。
ウロコはオキナと違って動きが活発です。気温が高くなってきましたので、繁殖には安心な季節です。当方は夏の繁殖を休みますのでウロコはこれで最後かと思いましたが、産卵しそうなペアが出てきました。
先に生まれたミントですが、独餌になりまして、部屋の中を飛び回っています。コザクラと一緒にしていますが、鳥と一緒にしておかないと、羽が開かないんですね。親が育てているとそれは親がやります。でも挿餌をしていると、どうしても羽の開きが遅れますから、コザクラと一緒にしてみました。数日でふわふわになります。
コザクラに三角テントを奪われて止まり木で寝ていますが、鳥の中で序列はコザクラ≧ウロコですかね?
小桜のレッドサフュージョンが来まして、挿餌が終わりました。このレッドサフュージョンがどんな鳥なのか興味がありますが、言えることは短命な個体が多く、羽がモーブよりもさらにスカスカが強く、空気が通り抜けちゃうので飛行が困難なようなのです。
しかし、イノにレッドサフュージョンを乗せれば、もしかしたら普通の羽になるかもしれないと思い、イノと組んでいます。少しパイドが入っているのですが、パイドの羽は普通の羽でスカスカしておりません。とにかく、例え実現しなくとも遠回りをして異血を導入し、レッドサフュージョンがコザクラインコの一品種としてもう少し普及してもらいたいなと思っているのです。かなわぬ夢かもしれませんし、道のりは遠そうです。遺伝も全く分かりませんし。